豊大先生流・陸上競技のミカタ

陸上競技を見続けて半世紀。「かけっこ」をこよなく愛するオヤジの長文日記です。 (2016年6月9日開設)

2024年実業団女子中長距離ランナー総覧(第2版)

 

新年度おめでとうございます!
今年も待望の陸上競技シーズンが、そして100年ぶり開催のパリ・オリンピックへの戦いが、いよいよ始まります。
今年も女子長距離ファンの皆さまに参考資料としていただけるよう、可能な限りのチーム別選手在籍情報をまとめました。「大学チームや実業団男子チームも」というお声をいただきますが、筆者の老力、あいや労力はこれで精一杯です。
全体的に、選手数は増加傾向にあるようで、“2チーム組める”大所帯も増えてきました。せっかく高校や大学で走ることの喜びを味わった女子ランナーたちが、一人でも多く、1年でも長く競技を続けられる環境改善をお願いしたいものです。

なお、編集作業の手順を間違えてしまったため、現在2023年版がご覧いただけない状態になっております。復旧には少し時間をいただきますので、よろしくご理解ください。


<摘要>
▽掲載チーム順は、昨年の『全日本実業団女子駅伝』順位、本戦不出場チームは『同予選会』順位のとおり
▽●は監督、◎は主将
▽太字は昨年掲載時以降の新加入選手、( )内は前所属。
▽※は昨年4月時点での在籍選手中、現在までに引退・退部が確認された選手、移籍先が判明している場合は( )内に記載 
▽補足的なコメントは、概ね『実業団女子駅伝』へ向けたチーム戦力についての私見を述べさせていただいています

◆積水化学(15人)
 ●野口 英盛
 森 智香子/佐藤 早也伽/新谷 仁美/
 卜部 蘭/佐々木 梨七弟子丸 小春/
 ◎長澤 日桜里/楠 莉奈田浦 英理歌

 荒井 優奈/山本 有真
山賀 瑞穂
 松本 明莉木村 友香(資生堂)
 道下 美槻(立教大)

人数も個々のポテンシャルも圧倒的な戦力で全日本を制した昨年の陣容から欠けるところなく、さらに全体の1/3を占めるまでになったTWO LAPS勢の増殖(?)は頼もしい限りです。実業団とクラブ・チームが見事に融合した最初の成功例として、今季も話題を振りまいてくれることを期待しましょう。

日本郵政グループ(13人)
 ●髙橋 昌彦
 
鈴木 亜由子/太田 琴菜
大西 ひかり
 菅田 雅香
廣中 璃梨佳/小坂井 智絵
 土井 葉月
和田 有菜山中 菜摘/
 
牛 佳慧
杉森 心音田島 愛莉 
 カリバ・カロライン・ワンジュグ
(神村学園高)
 
三原 梓(ルートインへ)/樽本 知夏

超弩級の大砲・カロライン選手の加入で、駅伝の勝負という意味では俄然面白くなってきました。ただ「世界と戦う」ポジションにいる廣中選手や鈴木選手を別にすると、頂点に向けては中堅層の底上げが課題になると思われます。昨年入社の若手あたりに、ぜひそこを担ってもらいたいものです。

◆パナソニック(12人)
 ●安養寺 俊隆
 ◎中村 優希/森田 香織
/渡邊 菜々美
 
信櫻 空/川口 幸奈/
 ジャネット・ニーヴァ
境田 百花
 小倉 紘
保坂 晴子(日本体育大)
 渡邉 来愛
(仙台育英高)
 野上 菜那
(東大阪大敬愛高)
 石川 桜子
(豊田大谷高)

 
内藤 早紀子/堀 優花/伊藤 南美

かつての全日本2連覇を支えた内藤・堀の両中軸が引退。しかし補強は充実しており今季も上位を狙える戦力が整いました。突出したエースがいないだけに、若きキャプテン・中村選手の一層の飛躍を期待しています。

◆資生堂(11人)
 ●青野 宰明
 ◎
高島 由香/
前田 海音/五島 莉乃/ 
 ジュディ・ジェプングティチ
 一山 麻緒/
大谷 菜南子/干飯 里桜/
 井手 彩乃/柴田 来夢
(ともにワコール)
 風間 歩佳(中央大)石田 萌笑(益田東高)

 
木之下 沙椰

木村・樺沢・佐藤といったエース級が抜けても、変わらず少数精鋭でチーム力は十分。なにしろ女性にとっては引く手数多の職場ですから、補強に苦労することはないのでしょう。昨年の駅伝は不本意な順位でしたが、要因はMGC直後だった一山選手の絶不調と明確です。今年も優勝候補の一角として、特に井手選手の覚醒に期待しています。

ダイハツ(13人)
 ●山中 美和子
  アドバイザー:木﨑 良子
 ◎竹本 香奈子/前田 彩里/大森 菜月
 /松田 瑞生/上田 雪菜/柴田 佑希/
 加世田 梨花/西出 優月/武田 千
 村尾 綾香/上野 優月
西澤 茉鈴 
 細谷 愛子

※4/2現在HP更新なし。
松田選手や加世田選手のオリンピック・チャレンジがひと段落したところですが、昨年は会社そのものが大きなスキャンダルを巻き起こしたそのダメージがチームに及ばないかどうか、まずはそこが心配です。選手が競技に没頭できる態勢の維持に努めておられるであろうスタッフの苦労がしのばれます。その懸念さえなければ、今季も強いチームであることには変わりありません。


◆第一生命グループ(13人)
 早瀬 浩二
  アドバイザー:尾崎 好美/田中 智美
 原田 紋里/出水田 眞紀/古川 結美/
 櫻川 響晶小海 遥
鈴木 優花/
 松本 奈々/
飛田 凜香樋口 ほのか
 
増渕 祐香(名城大)
 中後 心晴(市立船橋高)宮内 結愛(鳳凰高)
 深澤 雫月(宇都宮文星女高)

 
藤岡 加梨関谷 夏希(クレーマージャパンへ

チームを創り育ててきた山下佐知子さんが監督を勇退し、実業団女子随一の名門長距離チームが新たなフェイズに突入します。今春も補強がうまくできて、名門に相応しい陣容が整ってきました。鈴木・小海の両エースにはオリンピックでの活躍を期待する一方で、秋の駅伝でもトップ3を争う気配を濃厚に感じています。
※4/8関谷選手の移籍退部を追記。

天満屋(12人)
 山口 衛里
  専任コーチ:
武富 豊
 小原 怜/前田 穂南/
松下 菜摘/
 渡邉 桃子
𠮷薗 栞/干飯 奈桜 
 立迫 志穂/高橋 実夢片岡 碧巴葉

 西村 美月
山口 綾(白石高)
 新井 えりか
(東大阪大敬愛高)

 
谷本 観月/大東 優奈/翁田 あかり

こちらも監督が交代。かつて都道府県駅伝で岡山を率いた経験もある山口新監督の手腕は折り紙付きですが、武富前監督にも、前田選手に「アレのアレ」を獲らせる大仕事をお願いしたいところです。大ベテランとなった小原選手の現役継続は嬉しい限りですが、せっかく現役復帰した翁田選手には、ぜひ一度「あの大勢選手のお姉さん!」という実況を聞かせて欲しかった。渡邉選手、立迫選手といった若手から、次のオリンピックへの期待も膨らむ1年となって欲しいものです。

◆岩谷産業(13人)
 ●廣瀬 永和
  アドバイザー:野口 みずき
 安井 絵理奈/中野 円花/
青木 奈波/
 川村 楓/
前田 梨乃西尾 咲良/ 
 塩見 綾乃若井 莉央
久木 柚奈
 渡辺 光美小山 愛結八木 美羽
 
佐藤 千紘
(大阪学院大
 
萩原 柚乃

戦力が充実した昨年は、実業団女子駅伝予選会1位通過、本戦シード入りと、予想通りの躍進ぶりを見せました。会社が予選会のメインスポンサーを務め、野口アドバイザーが実況解説席ではしゃぐなど、バックアップ態勢には羨むべきものがあります。これといったスター選手のいない叩き上げ集団の中から、一人・二人と日本代表レベルの選手が育ってくれば、チームはさらに一皮むけることでしょう。

 

三井住友海上(11人)
 ●鈴木 尚人
 カマウ・タビタ・ジェリ
福居 紗希/
 根塚 みのり/
西山 未奈美
 
吉原 あかり松田 杏奈/清水 萌
 
樺沢 和佳奈小林 成美小松 優衣
 兼友 良夏(京セラ)
 ※片貝 洋美黒川 円佳

昨年の収穫は、資生堂から移籍加入した樺沢選手の期待以上の活躍ぶり。高校時代から注目されながら大学では足踏み状態でしたが、ここへ来て本格化という感じです。彼女を中軸に、3000mSCの西山選手や大学駅伝のスターだった小林選手、さらにはマラソンに取り組む選手などが出てくると、駅伝女王復活への道筋が見えてくると思うのですが。

◆エディオン(12人)
 ●沢栁 厚志
 ◎矢田 みくに
/市田 美咲
細田 あい 
 工藤 杏華/安 なつ美中島 紗弥/
 水本 佳菜
/溝上 加菜/平岡 美帆

 
樫原 沙紀(筑波大)/
 片山 乙葉(小林高)

 
名和 夏乃子(長野東高)

 
萩谷 楓江口 美咲

大エース萩谷楓選手の突然の引退には驚かされましたし、駅伝も前年の躍進から急降下、細田選手はパリ代表に一歩及ばず補欠待機…と、チームにとってはもどかしさの募る1年だったことでしょう。もう少し郷土色を強めるなどして、地元の応援を味方につけるような試みがあってもよいかもしれません。
※樫原選手は「一般種目ブロック」に登録されているため、駅伝要員となるかは不明。

◆ユニクロ(10人)
 ●長沼 祥吾
 
吉川 侑美/
平井 見季加藤 綾華
 
朝日 春瑠平島 美来/阿部 円海
 
川口 桃佳井澤 奈甫後藤 夢/
 澤井 柚葉
(筑波大)
 
水口 瞳福田 有以
  康本 花梨(メモリードへ)
  中村 麻衣尾方 星華

水口選手・中村(荘司)選手といった個性的な中堅選手が引退し、大器と言われた福田選手も復活ならず、いま一つ盛り上がりに欠ける昨今の状況です。世界クロカンでいいところのなかった川口選手の巻き返し、そして何といっても美魔女・吉川選手の奮闘が起爆剤として期待される処です。
※4/8康本選手の移籍先を追記

◆ルートインホテルズ(11人)
 ●
木村 泰人
 カムル・パウリン・カベケ/
 藤田 正由加/坂本 ちほ

 三原 環/
大西 夏帆岡田 柚希
 
保科 琴音小澤 心羽
 堀尾 和帆(ベアーズ)
 三原 梓
(日本郵政G.)
 田中 愛友里
(八戸学院光星高)

 
寺島 優奈日高 侑紀

◆スターツ(6人)
 ●(不在)
  アドバイザー:高橋 尚子
 
ローズメリー・ワンジル・モニカ(再登録)
 /ワングイ.エスター.ワンブイ/
 西川 真由
原田 萌花佐藤 鳳羽
 
對馬 千紘
 
佐藤 奈々/上杉 真穂/北村 遥/
  上荒磯 利音
(いずれも東京メトロへ)

HP更新がされていないので新年度情報は不詳ですが、監督をはじめとする大量離脱で窮地にあることは間違いなさそうです。マラソンの世界的スターとなったワンジル選手はチーム戦には関わらないでしょうから、(そもそも外国人は1人しかエントリーできない)このままでは駅伝参加は厳しいのかもしれません。

◆大塚製薬(9人)
 ●河野 匡(部長兼女子部監督)
 棚池 穂乃香/川内 理江
福良 郁美
 
真也加ジェルーシャ有里津熊 彩/
 
塚本 衣音/西本 麻矢戎井 那奈/
 小林 香菜
(前橋市陸協)
 
岡田 唯/西谷 沙綾

大学の陸上部にも所属していなかった市民ランナーの小林選手(早稲田大卒)が、大阪国際女子マラソンの走りを評価されて、マラソン育成には定評のあるこのチームにやって来ました。どう化けるか、ちょっと注目してみたいと思います。

◆ユニバーサルエンターテインメント(12人)
 ●深山 文夫
 和久 夢来/鷲見 梓沙/
 ナオミ・ムッソーニ/
奥村 沙帆/
 
山﨑 夢乃/田川 友貴中尾 有梨沙
 橋本 奈津(元・積水化学)
 山本 明日香
(エディオン)
 小代崎 陽向子
(ニトリ)
 北川 星瑠
(大阪芸術大)
 橘山 梨乃
(仙台育英高)

 
猿見田 裕香(ダイソーへ)青山 瑠衣/
  篠塚 麻衣/白石 由佳子

かつて全日本実業団駅伝優勝に大きく貢献し、小出監督亡き後も長らくチームを牽引してきた青山選手の引退には、時の流れを感じます。駅伝以外のレース出場が少ない、つまり露出が少ないのがこのチームの欠点で、そのあたりを女優ランナー北川選手が積極的に改革してもらいたいものです。
※4/8小代崎選手の移籍加入(2月)を追記。

◆九電工(10人)
 ●藤野 圭太(女子部)
 ◎唐沢 ゆり/
 キプケモイ・ジョアン・チェプケモイ/
 逸木 和香菜/森田 真帆/河内 愛奈
 羽江 亜津紗松本 夢佳(デンソー)
 朝吹 花菜(九州国際大附高)
 遠藤 凛々羽
(中村学園女高)
 ドリーン・チェロップ
(ケニア)

 林田 美咲/花房 百伽保楊枝 乃綾
  木實 菜月野崎 光

ようやくエース格に成長してきたと思ったところで引退してしまった林田選手は残念。九州随一の古豪チームも、しばらく苦戦が続きそうですね。
※4/8朝吹・遠藤・チェロップ各選手の入部および野崎選手の退部を追記。

京セラ(11人)
 ●若松 誠
 足立 由真
黒田 澪白井 明衣
 
アグネス・ムカリ/池田 こまち
 徳山 和榎木 颯月小園 怜華

 藤元 あみ
古原 夏音(大阪芸術大)
 /川上 羽詩(九国大附高)

 ※
兼友 良夏(三井住友海上へ)
  川上 望華/阿部 有香里

しまむら(13人)
 ●太田 崇
 齋藤 暁/志村 野々花/
髙橋 優菜/
 
座間 栞柴原 佑紀
河辺 友依
 
山ノ内みなみ
菊地 優子
 
森尻 真優山田 桃愛(玉川大)
 鈴木 杏奈
(大阪芸術大)
 中馬 蘭奈(豊田大谷高)

 
渡邉 唯/森 紫乃細谷 美鈴

※4/8細谷選手の退部を追記。


日立(10人)
 ●北村 聡
 ◎佐々木 瑠衣/池田 千晴/
 田村 紀薫(コーチ兼務)/小井戸 涼/
 佐々木 芽衣/花野 桃子/鈴木 樺連
 福嶋 摩耶
加藤 礼菜(中央大)
 奥本 菜瑠海
(大分東明高)

 
バイレ.シンシア.ジェリ(4/14逝去)
  橋野 玲奈
長峯 野々花室伏 香音

唯一の私の地元チーム。頑張ってほしい!

◆センコー(10人)
 ●林 清司
 杉山 明沙/
不破 亜莉珠/下田平 渚/
 
朝比奈 亜妃乃/鈴木 愛美/丹羽 琴音/
 
竹山 楓菜鳴瀧 ほのか
 
和田 優香里(元・積水化学)
 
近澤 里奈(岐阜商高)

 ※森田 歩実(東京メトロへ)増田 優菜/
  
堀尾 咲月/沖田 美優

◆ニトリ(10人)
 平田 和光
 ◎杉浦 穂乃加/菅野 杏華/鈴木 葵/
 古川 璃音/ツラカ・エスタ・ムソニ
 藤村 華純
佐久間 珀亜鈴木 天華
 炭谷 綺乃(玉川大)立迫 望美(東洋大)
 ※
小代﨑 陽向子(ユニバーサルへ)
  岡島 楓工藤 日女花(TOTOへ)

※4/8小代崎選手の移籍先を追記。

ヤマダホールディングス(10人)
 ●横山 景
 筒井 咲帆/荻野 実夕/岡本 春美/
 土田 佳奈/
小指 有未 
 スーサン・カモソ多田 妃奈

 田中 那奈
吉原 莉胡
 磯野 美空
(関西大)
 星野 輝麗/加藤 詩帆加

◆ワコール(8人)
 ●高尾 憲司
 坪倉 琴美/谷口 真菜/安藤 友香/
 枚田 茉優/柳谷 日菜/飯塚 菜月

 山下 瑞月
安田 瑠捺(白石高)
 
井手 彩乃柴田 来夢(以上資生堂へ)
  /宇都 ひなた(鹿児島銀行へ)
  山下 美智乃

◆キヤノンアスリートクラブ九州(8人)
 後藤 透
 ※川上優子アドバイザーは退任
 モカヤ・マータ・モラー/藤川 遥/
 山下 真央/水谷 陽菜/石松 美咲/
 
橋本 奏中村 日菜多市原 梨花(宮崎銀行)
 ※今田 麻理絵松浦 亜依/日隈 彩美
  大塚 英梨子
(肥後銀行へ)

※4/8大塚選手の移籍先を追記。

豊田自動織機(11人)
 ●松田 三笠
 藪下 明音ヘレン・エカラレ/
 磯部 早良/藤田 あい/
逸見 亜優
 
新名 春風吉田 莉帆/
 
壁谷 衿奈(仙台育英高)
 松本 未空
(鈴鹿高)
 下森 美咲
(北九州市立高)

 坂川 恋露
(鹿児島銀行)

※4/8坂川選手の移籍加入を追記。

◆ダイソー(12人)
 ●岩本 真弥
 相原 美咲/池崎 愛里/
加藤 小雪/
 加藤 美咲/竹原 さくら
 テレシア・ムッソーニ/
 平村 古都/
ムアンギ・レベッカ
 森 
猿見田 裕香(ユニバーサル)
 垣内 瑞希
(順天堂大)
 板岡 侑花
(市立呉高)
 香川 莉々
(四学香川西高)

 
松本 のぞみ町田 萌/岡崎 莉子

※4/8追記。新加入選手が垣内・板岡の2選手のみで、「12名体制」とあることから、香川選手の入部情報を取り消しました。


◆シスメックス(13人)
 ●高尾 博教(監督代行)
 
堀江 美里(コーチ兼任)/
 西原 加純瀬川 帆夏/石井 寿美/
 
下山田 絢香酒井 想/田﨑 優理
 
松本 七海柴田 彩花尾崎 光/
 
黒田 愛梨/
酒井 心希
 竜田 そら
(鳴門高)

森川前監督の急逝を受けてチームがどうなるかと心配していましたが、今季は離脱者もなく一致団結している様子が伺えます。野口みずきを輩出した名門として、再浮上のきっかけになるシーズンにしたいところです。

◆愛媛銀行(8人)
 ●小林 史和
 
◎沖村 美夏/豊田 由希/山中 柚乃/
 二羽 杏美/福田 美空松井 晶

 原 華澄
(大阪体育大)窪 美咲(東大阪大)
 
川尻 萌愛/岡田 倫佳

※4/8原・窪 両選手の加入を追記。

◆ベアーズ(8人)
 ●高柳 祐也
 
◎向井 優香/松井 沙樹/上野 璃々花/
 須田 笑瑠萌/榎本 こころ坂本 奈穂/
 山﨑 空/矢治 瑠瑞奈


※初掲載につき、前年度からの異動は不明。

◆十八親和銀行(10人)
 ●吉井 賢
 光恒 悠里/三宅 翔子/藤村 光紀
 北原 芽依/明石 伊央古本 紗彩/
 安部 実伽子/平岡 美紀
藤丸 唯
 
古賀 さくら

◆鹿児島銀行(9人)
 ●中原 拓海
 池満 綾乃/上原 美幸/
久保 亜美/
 
倉岡 奈々/野村 眞央/野村 優花/
 坂口 日菜子堀田 佳奈
 宇都 ひなた
(ワコール)
 ※福永 虹美坂川 恋露(豊田自動織機へ)

※4/7重複記載を訂正、および坂川選手の移籍退部を追記。

◆埼玉医科大学AC(10人)
 ●輿水 勝美
 髙野 美幸/今泉 野乃香/
 伊東 明日香/
飯島 理子
 
保坂 野恋花/佐々木 萌那
 古賀 華実チェボティビン・カドゴ
 /宮内 志佳(日本体育大)
 杉本 桃香
(三浦学苑高)

 
田中 優花水沼 結衣

   
 
◆東京メトロ(12人)
 中村 悠希
  アドバイザー:鈴木 博美
 眞田 木葉/村上 愛華/
加賀谷 智里
 
赤堀 かりん内田 奏音
 森田 歩実(センコー)
 小笠原 朱里(デンソー)
 
佐藤 奈々/上杉 真穂/北村 遥/
 上荒磯 利音
(以上4選手スターツ)
 金井 美凪海(亜細亜大)

 
雨宮 氷奈

スターツを離脱した中村監督以下4選手が、揃ってこちらへ入部しました。経緯のほどは、分かりません。そういうところを、陸上ジャーナリズムはしっかり伝えてもらいたいのですが…。それはともかく、なかなか魅力的なチームになってきましたね。本戦進出はかなり有望でしょう。

◆ノーリツ(12人)
 ●(プレイング・ヘッドコーチ)小﨑 まり
 平野 文珠藤村 晴菜/藤村 晶菜/
 清水 里名/澤田 月乃白木 万菜
 日吉 鈴菜安田 萌加/橋本 佳歩
 小林 朝(立命館大)新 楓菜(仙台育英高)

かつて部員のほとんどがマラソン経験者という名門ながら、一時は存続がどうなるかという状態でしたが、見事に再建しつつあります。個人的に小林選手の佇まいがお気に入りなので、新天地でぜひとも活躍してもらいたいと思っています。

◆TOTO(11人)
 ●山本 光宏
 大坪 沙代
エヴァ・チェロノ
 小澤 理子
安藤 みなみ中原 涼那
 濵﨑 莉央
藤本 喬子/須田 花音
 工藤 日女花
(ニトリ)
 宮崎 愛栞
(三浦学苑高)
 山下 紗瑛
(熊本信愛女学院高)

 ※近藤 萌江西永 菜津

ここも一時は大量離脱で危ぶまれましたが、人数的には持ち直しましたね。「北九州駅伝」の地元としても、巻き返しに頑張っていただきたい。

愛知電機(8人)
 ●渡部 絵理
 平山 璃奈/庄司 琴美
吉田 香澄/
 
鹿内 弥生/齋藤 凛今井 花笑
 
藤田 愛子/野茂 真美咲

※4/2現在HP更新なし

◆コモディイイダ(10人)
 ●会沢 陽之介
 
松村 雪栄/久保田 みずき
 久保田
かえで /渡邉 優佳/
 マーガレット・アキドル/
 伊藤 華/鈴木 理子/
市村 珠季
 渡部 莉奈
名取 紅美
 ※
渡会 柴野西澤 果穂

※4/2現在HP更新なし。

肥後銀行(11人)
 ●渡辺 重治
 
菊地 梨紅/
御﨑 舞儀藤 優花/
 
堤 好伽/
酒井 美玖高江 友姫
 塚本 真由/西川 歩夏
南雲 栞理
 久保 心優
大塚 英莉子(キヤノン)
 
西田 留衣/秋山 祐妃

※4/2現在HP更新なし。

デンソー(9人)
 溝渕 太郎(助監督より昇任)
 池内 綾乃岩出 玲亜杉浦 未蘭
 
宮川 紗那中澤 咲絵子(駿河台大)
 平泉 心穂(中部大一高)松谷 里緒(鳴門高)
 /松平 風花(和歌山北高)堀 綾花(神戸学院大)

 
松本 夢佳(九電工へ)久保 心優(肥後銀行へ)
  小泉 直子平田 歩弓/鳥居 華/
  ブカ・デスタ・フルカ/

2023年は駅伝予選会にすら出場できなかった、かつての3連覇女王チーム。ここ数年のチーム動向からはさまざまな紆余曲折が伺えます。陸上で飯を食ってるライターなら、こういうチーム、特に“出戻り”を余儀なくされて苦闘されているであろう池内選手に密着取材したいものですね。それでも新人がこれだけ加入してくれるのですから、根本的な立て直しに取り組んでいただきたいものだと思います。

◆宮崎銀行(4人)
 ●佐伯 尚彦
 
金丸 芽生/立山 莉緒/
板井 加奈/
 川島 みち
 
市原 梨花(キヤノンへ)

こちらも更新準備中と見え、4/2現在、HPには選手紹介のページすら見つかりません。
総括して一つ確かに言えることは、強いチームは概してHPの作りに気合が入っていて、更新も迅速。あくまでも社業優先と思われる銀行チームは、どちらもHPが粗雑かつ不精です。人の手に負うところの大きい作業ですからご苦労はしのばれるとはいえ、こういうところから改めていく気概が周囲にないと、所属している選手が気の毒だと思います。

 

『第42回全日本実業団対抗女子駅伝』大胆展望



※あらかじめお断りしておきますが、当ブログでは『クイーンズ駅伝』とか『プリンセス駅伝』とかいう呼称はいっさい用いません。「クイーンズエイト」だとか、予選会なのに「プリンセス駅伝“優勝”!」なんて言い方もしません。真面目な真面目な陸上ブログですんで、あくまでも『月刊陸上競技』方式の表記でいきます。(『ゲツリク』に「パナソニック初のトップ通過」の見出し、さすがでしたねえ!)
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さて今年の女子陸上長距離界も、クライマックスの季節を迎えました。
振り返れば、ひところ毎日のように書きまくっていた当ブログも、前回記事は半年以上も前の、お馴染み・実業団各チームの所属選手名鑑。まったくこれだけで数少ない読者様のご来訪を繋ぎとめているというトホホぶりには呆れますが、ここは開き直って、突然大胆に展望をかましてみたいと思います。
個人的には、ここ十数年、日本の女子長距離は新谷仁美女王様(昨今は「鬼」と呼ばれてらっしゃいます)を中心に回っていると思っておりまして、昨年は(どこも触れてませんでしたが)この女王様によって、「異なる3チームで全日本実業団駅伝優勝」という不滅の大記録が達成されたところ。今回もセキスイの連覇なるかが最大の焦点となるわけですが、いつにも増して百花繚乱、見どころの尽きない一戦となることは間違いなく、注目すべきはFIFAワールドカップなんかの比ではございません!

なお評論につきましては全24チームについて記すべきところ、時間と労力の限界ということで、上位候補と私が勝手に認定した15チームに限らせていただきました。上位候補とは、シード権獲得に絡んでくると思われる、というほどの意味で、このほかにもダイソーやユニクロなんかも強そうなんですが、ここらへんは論評するまでの知識や情報を持たないもんですから、どうもすみません。我が地元チームの日立についても触れたいところでしたが、こちらはどう叩いてもシード入りの芽はなさそうなので…。
記載は、順不同です。・・・嘘です。さりげなく、順位予想してます。駅伝の順位を予想するくらい当てずっぽうなものはないとは重々承知していますが、軽くお遊びということで。
というわけで、最終エントリー発表直前の投稿となってしまいましたが、まずは渾身のオーダー予想の結果から、お楽しみください。

※●→監督 ◎→キャプテン ①→予想出場メンバー(予想走順) ②→その他登録メンバー ③→登録外メンバー ④4月以降の退団選手

※参考記事 → 2022年度実業団女子長距離チーム一覧

資生堂
 ●岩水 嘉孝
 ①木村 友香樺沢 和佳奈/五島 莉乃
  ジュディ・ジェプングティチ
  一山 麻緒高島 由香

 ②佐藤 成葉前田 海音大谷 菜南子
之下 沙椰

 ③干飯 里桜

 永井 智里(東京メトロへ)


五島選手に前回の勢いがあれば、3区でも5区でも区間賞の有力候補。それは新加入の一山選手も同様で、この2枚看板は強力です。となると大望成就は1区の出来次第。切れ味鋭い木村選手か安定感抜群の高島選手か、あるいは1区得意の五島選手、一山選手もあるのかな、と悩むところではあります。総合力ではジュディ選手を擁する分だけ、やや積水を上回るのではないかと考え、今回の「本命」に推すことにします。

◆積水化学

 ●野口 英盛

 ①森 智香子/卜部 蘭/佐藤 早也伽/
弟子丸 小春/新谷 仁美/佐々木 梨七

 ②鍋島 莉奈田浦 英理歌長澤 日桜里
道清 愛紗

 ③和田 美々里

 ④飯島 理子


鍋島選手がメンバー入りできる状態か否かが大きな分かれ目になるところですが、現状まだエース級の活躍を期待するのは難しそうです。そうなると初優勝した昨年同様の布陣・オーダーとなることが考えられ、卜部・森・佐藤各選手がやや停滞気味の一方、佐々木(旧姓・木村…改姓の理由が伝えられていないのは、婚姻ではなく家庭の事情によるものと思われます)・弟子丸両選手の成長分、そして新谷選手の好調キープが期待値となりそうです。新谷選手は「4区以外の区間記録を全部作りたい」との発言があるので、3区ではなく5区でのリベンジ戦か?…まあ戦略的には3区でしょうけど。意表をついて、田中希実対策で1区に登場という奇襲作戦はないでしょうね?
ズバリ!連覇の可能性は40%、トップ3には確実に入ってくるか?

日本郵政グループ
 ●髙橋 昌彦

 ①
和田 優菜三原 梓/廣中 璃梨佳/
  菅田 雅香大西 ひかり/鈴木 亜由子

 ②
太田 琴菜樽本 知夏小坂井 智絵
  /
土井 葉月

 ③高橋 明日香
山中 菜摘

高卒生え抜きの若手の成長、即戦力の和田選手の加入で、トップ争いの中でもジワリと底力を蓄えてきたチームです。鈴木選手の久々のマラソンでの快走も明るい材料で、誰がメンバー入りしても不思議はない整った戦力が揃いました。何と言っても注目は廣中選手。駅伝不敗伝説が今年も継続されるのかどうか、そしてチームの優勝に決定打となるパフォーマンスを見せられるかどうか、目が離せません。

第一生命グループ
 ●山下 佐知子
 ①出水田眞紀/古川 結美/小海 遥/
櫻川 響晶鈴木 優花田中 華絵

 ②◎原田 紋里藤岡 加梨/関谷 夏希
  松本 奈々

 ④
樽本つかさ/佐野 英里佳/山本 晏佳吏


会社の節目(今回は創立120周年)には気合を入れてくる古豪チームは、台風の目かもしれません。予選会は終盤に起用した鈴木・関谷の新旧大東大鉄板エースが不発に終わりましたが、順当ならばおそらくパナソニックの前に行っていたでしょう。関谷選手のスランプは少々深刻ながら、鈴木優花は今度はやるはず。長距離区間も走れる小海選手や古川選手がうまく波に乗れば、イッキに浮上も十分あり得ます。あとはコンディションのいい選手を6人揃えられるかにかかっています。

豊田自動織機
 ●松田 三笠
 ①田中 希実後藤 夢川口 桃佳/
  ヘレン・エカラレ/藪下 明音/
小笠原 安香音

 ②前田 梨乃/城所 日和/磯部 早良
  藤田 あい

 ③
原田 まりん


いよいよ、いよいよ田中希実選手の実業団駅伝デビュー戦!…とはいうものの、しばしば比較の対象となる廣中選手とは対照的に、田中選手は駅伝での区間賞に縁がありません。都大路の1区を何度も走りながら、今年もまた五島選手にちぎられる屈辱に甘んじています。さらにこの宮城路には、田中選手にとってうってつけと思われる区間がなく、どこに使うか迷うところでしょう。京都と同じく登り基調の1区はその京都以上にタフなコースですが、それでもここしかないでしょうね。猛者ぞろいの中を食らいついて、ゴールスプリントで一気に差を開き、相棒の後藤選手へリレー…実力者の川口選手、エカラレ選手と引き継いで、おそらくここまでトップを快走する青写真かと思われます。チームは予選会で苦戦しましたが、多分に各選手の区間適性をテストした気配があり、本戦の豊田は終盤まで上位を掻き回すのではないでしょうか。

ダイハツ
 ●山中 美和子

 ①西出 優月武田 千加世田 梨花
  前田 彩里/森 菜月/松田 瑞生

 ②◎本 香奈子/上田 雪菜柴田 佑希
村尾 綾香

 ④竹山 楓菜信岡 桃英


ルーキー加世田選手のマラソン快記録の朗報はあった一方、大黒柱・松田選手の動向が結婚のニュース以外、いま一つ伝わってきません。優勝争いの場合を除いて比較的負担の少ないアンカー区間を任されるような気がしています。久々に駅伝を走る前田選手がどこに配置されるかが注目。6月の日本選手権3000mSCでブレイクした西出選手の勢いある走りにも期待しています。

パナソニック
 ●安養寺 俊隆
 ①内藤 早紀子堀 優花信櫻 空
中村 優希田 香織渡邊 菜々美

 ②森田 詩織/伊藤 南美川口 幸奈


予選会トップはシード権「下剋上」の一番手ですが、堀選手が本格復帰なれば、優勝争いにも絡める力を持っています。反面、選手層の薄さなど“線が細い”イメージも拭いきれず、ひとつ歯車が狂えば大敗の危険も孕んでいるチームと映ります。完全復活を印象付けた渡邊選手、好調のベテラン内藤選手、成長著しい信櫻選手をどこに配置するか、監督の采配とその結果が見どころです。

◆エディオン
 ●沢栁 厚志
 ①萩谷 楓/江口 美咲/細田 あい
  中島 紗弥/矢田 みくに(デンソーより)
  ◎西田 美咲

 ②
山本 明日香/工藤 杏華小倉 稜央
  安 なつ美

 ④
緒方 美咲


予選会ではやや期待外れの順位に終わりましたが、オリンピアン萩谷選手の不調、ロンドンマラソン直後で細田選手不在と、大きく埋め合わせが可能な敗因がありました。移籍したばかりの矢田選手も試運転段階。それらが本領を発揮してくると…確実にシード権入りする戦力と思えてきます。なにしろこの3人とも10000mのPBは31分35秒。トラックシーズン後半からやや精彩を欠いていた萩谷選手の出来如何、というところでしょうか。


天満屋
 ●武富 豊
 ①小原 怜/翁田 あかり前田 穂南/
大東 優奈渡邉 桃子松下 菜摘

 ②谷本 観月/𠮷薗 栞立迫 志穂
  高橋 実夢

 ③干飯 奈桜

 ④西川さくら小汲 紋加


顔ぶれの重厚感はトップクラスなんですが、なにせマラソン強豪の多いチームだけに、2区・4区のスピード区間が常に課題。全員が好調ならばもともと中距離ランナーだった小原選手に2区あたりを託すのも一手かと思うのですが、この中では本人の意向もあり1区は外せませんね。1区といえば、4年ぶりに復帰した翁田選手。プロ野球1年目で大活躍した弟に負けじ、の奮闘が期待されますが、短い区間は却って荷が重いでしょうか?

◆九電工
 ●藤野 圭太
 ①唐沢 ゆり花房 百伽逸木 和香菜/
キプケモイ・ジョアン・チェプケモイ/
林田 美咲/宮田 梨奈

 ②小園 彩華/森田 真帆/河内 愛奈

 ③ジェロティ
ッチ・ウィニー

 ④中須 瑠菜


予選会2位は、当方の予想以上の躍進でした。逸木選手が頼もしい大黒柱になったこと、林田選手が長距離区間で十分通用する目途が立ったことが大きな収穫。これで、藤野監督が課題に挙げた前半の出遅れの修正が見込まれます。あと1枚、2枚コマが揃えばというところですが、今年は粘り強くシードを伺いに行くレースになるでしょう。

ワコール
 ●市川 武志(監督代理)

 ①谷口 真菜井手 彩乃安藤 友香/
宇都 ひなた柳谷 日菜柴田 来夢

 ②
坪倉 琴美枚田 茉優

 ④清水 萌(三井住友海上へ)


大エースの退団は何とも手痛いものの、若手の底上げは順調でチーム力としては、ぎりシードに滑り込んだ前回とさほど遜色ないようです。ただし周囲も強くなっている分、今のままでは4年続いたシード権を手放すことになりかねません。安藤選手に続くエース格にまで評価を上げている井手選手ですが、長い距離に実績がないだけに使いどころに悩むでしょうね。本来なら1区に起用できればいいのですが。その分、ルーキー柳谷選手に長距離区間を任せられるのは、頼もしいです。

デンソー
 ●荻原 知紀

 ①小笠原 朱里/小泉 直子/岩出 玲亜
  ブカ・デスタ・ブルカ
  池内 綾乃川北 陽菜

 ②
平田 歩弓松本 夢佳/久保 心優
小山 香子(加入時不明)

 ③
鳥居 華ロバゼイトナ・フーサン

 ④
松田 杏奈(三井住友海上へ)
  矢田みくに(エディオンへ)酒井 美玖


ここ1年で激しく選手の入れ替わりがありました。矢野・森林・矢田・松田・酒井といった主力級が抜けて、一旦スタッフ入りした池内綾乃の選手復帰、プロランナー岩出選手の加入はあるものの、やや弱体化の感を免れません。中で、登録メンバーの10人目に突然名前が現れた小山香子というHPにも載っていない謎の選手?かつて順天堂大で活躍しその後アメリカ留学へ進んだという経歴しか分かりません。本戦の秘密兵器となるのでしょうか?…にしても、現状ではシード権死守が当面の課題となるでしょうか。

ヤマダホールディングス
 ●髙木 雅一

 ①清水 真帆
土田 佳奈岡本 春美/
  星野 輝麗/◎筒井 咲帆/荻野 実夕

 加藤 詩帆加/小指 有未(9月加入)

 ④野見山 紋圭


ここは辛いですね。主力がゴッソリとシスメックスへ移籍(しかもそのシスメックスは予選敗退)したことで弱体化は明らか。どうも、一般種目部門を併設して以来、チームの運営がスッキリいっていない気がしてなりません。ただ清水選手がタフな1区をこなせる状態に戻っていると思われるので、5区にもエース級を残せることに希望を繋ぎます。3連続シードなるか、微妙!

三井住友海上
 ●鈴木 尚人
 ①野添 佑莉/清水 萌/松田 杏奈
カマウ・タビタ・ジェリ/
西山 未奈美福居 紗希

 ②片貝 洋美根塚 みのり/黒川 円佳
  吉原 あかり

かつての駅伝女王国も毎年のように主力選手を失い、ジリ貧状態が続いていましたが、ここへ来てようやく補強も整ってきたというところです。移籍組に頼らざるを得ないのが実情ながら、それらの奮闘で若い選手が波に乗れるシチュエーションが作れれば、次につながる駅伝ができるはずです。

◆ユニバーサルエンターテインメント
 ●深山 文夫
 ①猿見田 裕香/山﨑 夢乃和久 夢来/
  ナオミ・ムッソーニ/白石 由佳子/
  鷲見 梓沙

 ②
大西 響/髙木 結加/奥村 沙帆/
  中尾 有梨沙(8月加入)

 ③◎青山 瑠衣/由水 沙季/篠塚 麻衣/
  田川 友貴


もともとあまりトラックレースに出てこない社風(?)のせいか、イマイチ状態が掴めないのですが、予想外の健闘でシード入りした前回よりは、計算できるチーム力となっているようです。ただ主力選手の5000mタイムがおしなべて15分50秒台と、大砲不在の状況は変わりありません。どうやら鷲見選手が久々に使えそうだという点に一縷の望みあり、といったところでしょうか。正直、再度のトップ8入りは厳しいでしょう。


   
 

2022年度はこうなります/実業団女子長距離チーム一覧



東京オリンピックを挟んだこの1年ないし2年間は、とりわけ女子中長距離界にとっては正しく激動の時、開花の季節と言ってよろしかろうと考えます。
1500mから10000mまでのトラック4種目、およびマラソン女子限定、ハーフマラソンのことごとくで日本記録が更新され、オリンピック本番でも入賞、また入賞の快挙連発。このジャンルのファンとしては、堪らない瞬間をたくさん見せていただいてきたものです。
競技そのものだけでなく、これを取り巻くスタッフやらメディアやらの動向までもが逐一SNS等によって身近に伝わって来る昨今、当ブログの発信力では到底追いつかない諦観に苛まれつつ、今年もいちおう、やるだけのことはやっておくこととしましょう。

というわけで、新年度の風物詩、実業団女子の長距離・駅伝チーム総まとめをお送りします。
ま、こうなります、と言い切っちゃっていいもんですかどうですか…。
例年同様、あくまでも素人&部外者&個人の集めた限りある情報をもとにしたラインアップですので、そこはご理解・ご同情を賜りますよう。
今回からコモディイイダを加えて、全39チーム掲載します。
※4/3センコーを追記して全40チーム。

ここ数年、少しずつその機運が伺えてはいたのですが、今回はまた、チーム間の異動が随分と派手なものになってきましたね。あるチームでクスブっていた選手が心機一転、新天地で再起を図る!…といった趣旨だけでは片づけられない、あっと驚く移籍劇が、つい最近まで(あるいはこの後も?)しばしば起こっています。
今のところは顕在化していないものの、よもや企業同士の軋轢や戦力偏重といった望ましからぬ事態に向かわないよう、実業団連合での十分な議論が行われていることを願います。

<●は監督、◎は主将。太字は昨年掲載時以降の新加入選手、( )内は前所属。※は昨年4月時点での在籍選手中、現在までに引退・退部が確認された選手 補足的なコメントは、概ね『実業団女子駅伝』へ向けたチーム戦力についての私見を述べさせていただいています

◆積水化学(12人)
●野口 英盛
森 智香子/佐藤 早也伽/飯島 理子
新谷 仁美/卜部 蘭/木村 梨七
弟子丸 小春/長澤 日桜里/
和田 美々里/
鍋島 莉奈(日本郵政G)

田浦 英理歌(東洋大)

道清 愛紗(須磨学園高)
宇田川 侑希/野村 蒼

創部25年にして実業団駅伝初優勝を達成した昨年の陣容はほぼ変わらず、そこに故障からの復活を期す鍋島選手が加わりました。実は年末ごろに、関係者が「大物選手のTWOLAPS加入」を仄めかしていたので、これだったか!と納得した次第。新谷選手のマラソン再々挑戦も決まり、モリチカもサトサヤもますます意気軒高。今季のセキスイも目が離せません!

資生堂(12人)
●川村 浩之
木村 友香高島 由香/前田 海音/
五島 莉乃佐藤 成葉永井 智里/
樺沢 和佳奈/木之下 沙椰/
ジュディ・ジェプングティチ

大谷 菜南子(松山大)

干飯 里桜(須磨学園高)

一山 麻緒(ワコール)
日隈 彩美

この年度末になって、一山選手および永山忠幸氏の電撃加入のニュースは衝撃的!女子長距離では最も歴史ある東西実業団の両社にどんなやり取りがあったのかは興味を惹かれますが、それよりも何よりも、新天地での一山選手の走りに注目&期待。2度続けて新谷選手を破った五島選手、木村選手らとともに、世界での活躍を願います。

デンソー(12人)
●荻原 知紀
小泉 直子/矢田みくに
ロバゼイトナ・フーサン/
小笠原 朱里/平田 歩弓/松本 夢佳

川北 陽菜ブカ・デスタ・フルカ
松田 杏奈酒井 美玖/鳥居 華/
久保 心優(神村学園高)
森林 未来(しまむらへ)
矢野 栞理
/池内 綾乃

こうしてみると、昨年の実業団駅伝トップ3というのは、さもありなんとも言うべき戦力を誇っていますね。3連覇当時を知っているのは小泉選手だけになりましたが、ここまで巻き返してくるのはやはりチームに備わった地力でしょう。年間を通じて比較的故障者が少ないのも、強みです。
(4/3池内選手の退部を追記。立命館宇治時代からずっと応援してきたので残念です。これで立命大黄金世代で現役に残っているのは、大森菜月選手・青木奈波選手・池本愛選手だけになりました)


日本郵政グループ(12人)
●髙橋 昌彦
鈴木 亜由子/太田 琴菜樽本 知夏
大西 ひかり/菅田 雅香
高橋 明日香廣中 璃梨佳/
小坂井 智絵/土井 葉月三原 梓/
和田 優菜(名城大)
山中 菜摘(仙台育英高)
鍋島 莉奈(積水化学へ)

鈴木・鍋島・関根の三人娘が揃っていた頃に比べると、さすがにここ2~3年で戦力ダウンの感は免れませんでしたが、2人の大型ルーキーで一挙挽回となりますかどうか。そして不動の大エースとなった廣中選手には、いっそう世界での活躍を期待してしまいます。果たして彼女のマラソン・デビューはいつになるのか、もう楽しみでしかないですね。

ダイハツ(12人)
●山中 美和子
本 香奈子/前田 彩里/森 菜月
/松田 瑞生竹山 楓菜信岡 桃英
上田 雪菜柴田 佑希武田 千
村尾 綾香/加世田 梨花
西出 優月(関西外語大)
水口 瞳(ユニクロへ)
久馬 悠/久馬 萌/
下田平 渚(センコーへ)

中学生時代、1月の都大路を春風のように駆け抜けた久馬姉妹が、遂に引退しました。早熟の天才と言ってしまえばそれまでですが、あれほどの素質を開花させ得なかった高校・大学・実業団でのプロセスは、逆に深く掘り下げて考察する意義があるのではないでしょうか?
(4/3マネジャー加入の小川さんを選手と勘違いして記載していましたので、訂正しました)


ヤマダホールディングス(8人)
●髙木 雅一
筒井 咲帆/清水 真帆荻野 実夕
岡本 春美/星野 輝麗/
土田 佳奈(埼玉医科大G)

加藤 詩帆加(大阪学院大)

野見山 紋圭(神村学園高)

田崎 優理/柴田 彩花石井 寿美
 (以上シスメックスへ)/
末山 優珠米澤 杏樹

この1年間で、4人の選手がシスメックスへ移籍。(他に竹地志帆はマネジャーとして移籍)かつて佛教大学の黄金期を築いた森川監督の動きに選手が追従したということなのでしょうが、聊か不穏な雰囲気を感じるとともに、ヤマダにとってはまさに緊急事態。あの陣容でよくシード入りを掴んだなと思いましたが、今季はさらに深刻です。予選会免除の特典を活かして若手・新人の強化を図るなど、立て直しに向かってほしいものです。

◆ユニバーサルエンターテインメント
 (13人)

●深山 文夫
青山 瑠衣/和久 夢来/由水 沙季/
篠塚 麻衣/鷲見 梓沙/猿見田 裕香/
大西 響/ナオミ・ムッソーニ/
髙木 結加/白石 由佳子/奥村 沙帆/
山﨑 夢乃田川 友貴(松山大)
伊澤 菜々花

このチームのシード入りにも正直驚きました。これも、優勝経験のある名門の地力なんでしょうか。現状これといって上昇要素が見当たらず、予選会を通らずに済むアドバンテージを活かして奮起躍進してもらいたいものです。(4/3田川選手加入を追記)

ワコール(9人)
市川 武志(監督代理)
坪倉 琴美谷口 真菜安藤 友香/
枚田 茉優/清水 萌井手 彩乃
柴田 来夢/柳谷 日菜(関西大)/
宇都 ひなた(鹿児島高)

福士 加代子/佐藤 明日美/
一山 麻緒(資生堂へ)

一山選手の離脱は事情も分かりますが、チームの象徴的存在だった福士選手と永山監督を一挙に失った選手たち…とりわけ時の栖、スズキ浜松ACに続いて、みたび指導者に置き去りにされた安藤友香の胸中や如何に?
※4/3 柳谷選手の退部を追記
※4/14 柳谷・宇都両選手の加入を追記


三井住友海上(8人)
●鈴木 尚人
野添 佑莉/片貝 洋美
カマウ・タビタ・ジェリ/
福居 紗希/根塚 みのり/黒川 円佳
西山 未奈美(松山大)

吉原 あかり(仙台育英高)
田邊 美咲/橋本 奈海/古寺 冴佳

かつての常勝チームながら、昨年の本戦9位は大健闘。ちょっとの躓きで予選ボーダーラインにもなりかねない状況にあったところ、今年も主力選手が数名退部して、苦しい台所事情は続いています。

◆ユニクロ(13人)
●長沼 祥吾
吉川 侑美/荘司 麻衣/康本 花梨/
水口 瞳(ダイハツ)/
小笠原 晴季
加藤 綾華尾方 星華/中尾 真衣
平島 美来/平井 見季(肥後銀行)
福田 有以(豊田自動織機)
朝日 春瑠(日本体育大)
阿部 円海(横手誠陵学院高)
野村 沙世/森野 夏歩

30歳の声とともに進化を見せ始めた吉川選手を柱に、ダークホース的な活躍が期待されます。吉川選手もそうですが、他チームからの移籍選手で戦力を整えてきたのがこのチームの特徴。肥後銀前キャプテンの平井選手や、逸材と言われた福田選手の加入は心強いですね。

◆エディオン(10人)
●沢栁 厚志
◎西田 美咲/江口 美咲/緒方 美咲
萩谷 楓/山本 明日香/小倉 稜央
細田 あい工藤 杏華安 なつ美
中島 紗弥(鹿屋体育大)
石澤 ゆかり(日立へ)三ツ木 桃香

トラック部門では木村文子選手の引退が残念ですが、一方で競歩・藤井菜々子選手の活躍もあり、話題に事欠かない独自のチームカラー。長距離部門では萩谷、細田という芯が据わったことで、歯車の動きが良くなってきた感があります。今季こそは、シード入りが実現するような気がします。

天満屋(13人)
●武富 豊
小原 怜/谷本 観月/前田 穂南/
松下 菜摘大東 優奈西川さくら
渡邉 桃子小汲 紋加/
翁田 あかり(4年ぶり復帰)/
𠮷薗 栞(立命館大)
高橋 実夢(倉敷高)
干飯 奈桜(須磨学園高)
立迫 志穂(国分中央高)
三宅 紗蘭高木 綾女嵯峨山佳菜未

マラソン2時間23分台のランナーが4人いる、って凄いチームですねえ。この後もまだまだ、新たなスターが続いてくれることを期待して止みませんが、とりあえずは前田選手の大復活祭を楽しみにしています。久々にTwitterには元気な姿を投稿していました。オリンピックは残念でしたが、実力日本最強と私は信じています。
(4/2追記)高木選手および嵯峨山選手退部、翁田選手復帰の情報を追加


第一生命グループ(13人)
●山下 佐知子
原田 紋里出水田眞紀/古川 結美/
櫻川 響晶樽本つかさ/山本 晏佳吏/
佐野 英里佳/小海 遥/藤岡 加梨/
田中 華絵/
関谷 夏希(大東文化大大学院)
鈴木 優花(大東文化大)

松本 奈々(順天堂大)
上原 美幸(鹿児島銀行へ)
原田まつり(日女体大へ)
鈴木 理子(コモディイイダへ)

今年もやや地味な、といっては失礼ですが、大砲不在の陣容でシーズンを戦わねばなりません。指導環境に揺るぎはないと思われますので、総力戦ができれば昨年のヤマダやユニバのように、上位浮上を達成できる地力があるチームだと思っています。
(4/2追記)
…と思ってたら、本記事アップ直後に発表がありまして、大東大から関谷・鈴木の大砲2門が加入とのこと。(そういえば鈴木選手の第一生命入りはどこかで聞いたな、と思い出しました)様相がガラリと変わってまいりました。不用意なコメントで相済みません。


◆九電工(11人)
●藤野 圭太(女子部)
逸木 和香菜/
キプケモイ・ジョアン・チェプケモイ/
唐沢 ゆり林田 美咲/
ジェロティッチ・ウィニー
宮田 梨奈/小園 彩華/中須 瑠菜
森田 真帆/
花房 百伽(福岡大)

河内 愛奈(広島皆実高)

陣内 綾子大倉 真歩加藤 岬/
  木本 胡実

陣内、加藤と、重鎮選手が相次いで競技を去り寂しさも感じさせますが、九州の古豪としての存在感は健在です。林田選手あたりがもう一皮むけてくると、面白い存在になりそうです。

日立(13人)
●北村 聡
佐々木 瑠衣池田 千晴/
田村 紀薫(コーチ兼務)小井戸 涼/
佐々木 芽衣/橋野 玲奈/花野 桃子
高橋 実里長峯 野々花/
石澤 ゆかり/
バイレ・シンシア・ジェリ/
鈴木 樺連(松山大)
室伏 香音(大阪学院大)
白川 恵理菜

6年間主将を務めた池田選手が挙式を機に(?)その座を佐々木瑠衣選手に譲り、ここのところの上昇傾向にさらに勢いをつけようという態勢です。小井戸選手にエースの自覚が芽生えれば、さらに上を目指せるはず。何と言っても私の地元チームですから、引き続き応援します。

豊田自動織機(11人)
●松田 三笠
藪下 明音/前田 梨乃/川口 桃佳/
ヘレン・エカラレ/小笠原 安香音/
城所 日和/原田 まりん/
田中 希実後藤 夢(以上豊田自動織機TC)
磯部 早良(安城学園高)
藤田 あい(小林高)
沼田 未知/山本 菜緒/萩原 歩美

今季実業団チームとしては最も注目が集まるのがここ。現日本陸上界最大のヒロインである田中希実選手が、満を持して社会人デビューを果たします。元の所属もこの企業のスポンサードを受けたプライベート・チームということでしたから違和感はありませんが、練習環境は変わるのか、あるいはTWOLAPS勢のように一線を画した独自路線を行くのか、そのあたりはどうなんでしょう?
※4/1現在、HPのメンバー・ページが工事中の状態です。
ここに記載以上の異動があるかもしれません。
※4/14 磯部・藤田両選手の加入を追記。


◆ルートインホテルズ(8人)
木村 泰人
 アドバイザー:千葉 真子
カムル・パウリン・カベケ/
藤田 正由加/坂本 ちほ/
神田 美沙/
西谷 沙綾萩野 真紀/日高 侑紀/
三原 環
加藤 海音金山 琳真部 亜樹
明石 伊央(十八親和銀行へ)

※4/14 千葉真子氏のアドバイザー就任(4/6発表)を追記

スターツ(7人)
●中村 悠希/
 アドバイザー:高橋 尚子

◎佐藤 奈々上杉 真穂
ローズメリー・ワンジル
西川 真由山本 千絵/北村 遥/
ワングイ.エスタ.ワンブイ(興譲館高)
西野 まほ小川 香澄/赤坂 よもぎ

※4/14追記 加入の情報があったワンブイ選手が未だHPに掲載されていません。

◆大塚製薬(9人)
●河野 匡(部長兼女子部監督)
◎川内 理江/伊藤 舞/岡田 唯/
棚池 穂乃香/福良 郁美/棟久 由貴
津熊 彩/塚本 衣音(須磨学園高)
真也加ジェルーシャ有里(TOTO)
横江 里沙/藪田 裕衣秋山 あみる

高校1年からずっと期待してきた横江里沙選手が、とうとう引退しました。慢性的な故障に苦しみながらも、時折見せてくれた超級の才能を感じさせる走りからは、最後まで目が離せませんでした。私的名選手として、記憶に留めたいと思います。

◆岩谷産業(13人)
廣瀬 永和
 アドバイザー:野口 みずき
安井 絵理奈中野 円花/
永岡 真衣(シスメックス)
青木 奈波/
大同 美空/藤原あかね/川村 楓/
西尾 咲良萩原 柚乃
塩見 綾乃(立命館大)
若井 莉央(京都産業大)

小山 愛結(安城学園高)

八木 美羽(西脇工高)

飯田 怜/鈴木 純菜/的塲 麻歩


ダイソー(15人)
●岩本 真弥

相原 美咲/磯部 涼美/
岡崎 莉子/
加藤 小雪/加藤 美咲/
テレシア・ムッソーニ
平村 古都/松本 のぞみ/山下 穂香
ムアンギ・レベッカ/
池崎 愛里(順天堂大)
一井 愛央(新居浜東高)
竹原 さくら(大分東名高)
町田 萌(西京高)
森 向陽(興譲館高)
落合 莉子

創部3年目にして、女子実業団随一の大所帯となりました。まだまだ発展途上の選手ばかりですが、数年後には大化けするのかもしれません。(竹原選手、そのポーズはやめなさい!笑)

京セラ(11人)
若松 誠
◎兼友 良夏/足立 由真中島 愛華
中原 海鈴/岡田 佳子白井 明衣
川上 望華アグネス・ムカリ/
池田 こまち(千原台高)

徳山 和(八幡浜高)

森山 七海(鹿児島女高)
  ※盛山 鈴奈山ノ内みなみ床呂 沙紀

シスメックス(10人)
●森川 賢一
堀江 美里/西原 加純瀬川 帆夏/
北脇 亮子/鳴瀧ほのか酒井 想
田﨑 優理大庭 結菜/
石井 寿美柴田 彩花(以上ヤマダHD)
今枝 紗弥/永岡 真衣(岩谷産業へ)

ニトリ(8人)
●倉林 俊彰
杉浦 穂乃加/鈴木 葵/工藤 日女花
古川 璃音/ツラカ・エスタ・ムソニ
菅野 杏華/長濱 夕海香/
小代﨑 陽向子
岡本 奈々依

パナソニック(9人)
●安養寺 俊隆
森田 詩織/内藤 早紀子/森田 香織
/堀 優花
渡邊 菜々美中村 優希
信櫻 空/伊藤 南美(川崎橘高)
川口 幸奈(諫早高)
清水 萌衣乃丸 清香森 麿晧

連覇当時は「小粒でもピリリと…」の雰囲気を持ったチームでしたが、その後故障者が続出、昨年の駅伝では最悪の結果を経験しました。森田姉妹に復調の兆しが伺えるのと、2年ぶりに新人が加入することで、巻き返しといきたいところでしょう。


 
しまむら(11人)
森 安彦
折笠 有彩(復帰)齋藤 暁
今村 咲織/志村 野々花/髙橋 優菜/
渡邉 唯/森林 未来(デンソー)/
座間 栞(順天堂大)

柴原 佑紀(東京農大)

井上 心(滋賀学園高)
細谷 美鈴(川崎橘高)
大島 里穂今井 優/菅野 未来/
水谷 怜愛/
高野 涼夏阿部 有香里
中根 瑞稀

4/1現在HP更新なし。例年、新人の情報が遅れて掲載されるようです。
かつて豊川高校を強豪チームに育て上げた森監督が就任しました。
(4/7追記)新入部員の情報を記載。先ごろ川崎市立橘高に密着したTV番組で、細谷選手の進路が実業団とあったので、どこかな?と思っていたのですが、こちらでした。実は橘高とはささやかなちょっとしたご縁があり、気になっていたところ
※4/14 HP更新に伴い、大幅な異動を確認しました。阿部選手の退部は寝耳に水でした


◆埼玉医科大学AC(7人)
輿水 勝美
室伏 杏花里/マーシャ・ヴェロニカ
髙野 美幸/今泉 野乃香/下門 美春
水沼 結衣/湯田 向日葵/
田中 優花(亜細亜大)

伊藤 明日香(東洋大)
飯野 摩耶(SNOWへ)/鈴木 菜々
臼田 彩花/髙橋 里奈土田 佳奈
 
(4/2追記)新人2選手および退部した飯野選手の新所属先を記載。

◆キヤノンアスリートクラブ九州(8人)
●川上 優子
大塚 英梨子モカヤ・マータ・モラー
藤川 遥/松浦 亜依/山下 真央/
今田 麻理絵/水谷 陽菜(諫早高)

石松 美咲(宮崎日大高)
中川 文華/古川 夏海/一 紋野女
徳田 優里海/今村 菜々子/
藤井 結愛/
藤原 花音

※4/12 新加入2選手を追記

◆コモディイイダ(13人)
●会沢 陽之介
児玉 友梨/久保田 かえで/
久保田 みずき/関野 茜/
松村 雪栄/渡邉 優佳/西澤 果穂
/マーガレット・アキドル/
川口 温架(和歌山北高)

伊藤 華(小島プレス)

林田 唯(小林高)

市村 珠季(昌平高)

鈴木 理子(第一生命G)

肥後銀行(8人)
渡辺 重治
西田 留衣菊地 梨紅/松下 茉由/
秋山 祐妃儀藤 優花/堤 好伽
御﨑 舞(立命館大)
高江 友姫(鹿児島高)
平井 見季(ユニクロへ)/
髙野 鈴菜/境田 真夕

◆宮崎銀行(9人)
佐伯 尚彦
陳内 桃果/市原 梨花/鬼塚 彩花
金丸 芽生/立山 莉緒/福川 侑花
板井 加奈/新垣 聖那/
川島 みち(宮崎日大高)
黒木 裕子

◆鹿児島銀行(8人)
●立迫 奈津子
池満 綾乃/
上原 美幸久保 亜美/
倉岡 奈々/福永 虹美(鹿児島女高)
野村 眞央(小林高)

野村 優花(国分中央高)

坂川 恋露(豊川高)
立迫 美紀小原 諒子/石井 里佳

※4/14 退部2選手・新加入4選手を追記

◆十八親和銀行(7人)
●吉井 賢
光恒 悠里/三宅 翔子/藤村 光紀
北原 芽依/古本 紗彩/
明石 伊央(ルートインホテルズ)
安部 実伽子
(日本体育大)
本田 純麗/植野 菜々美

※4/14 新加入2選手を追記

◆愛媛銀行(8人)
●小林 史和
沖村 美夏/豊田 由希山中 柚乃/
二羽 杏美/小枝 未森岡田 倫佳/
松井 晶(西脇工業高

福田 美空(聖カタリナ学園高)
竹内 麻里子菊地 香帆中塚 瑞樹

TOTO(9人)
●山本 光宏
◎前之原 瑠衣/峠 萌香
早川 可奈子/川下 玲奈/大坪 沙代
石尾 木乃美
ジャクリーンC・ロティッチ/
西永 菜津(筑波大)

近藤 萌江(中京学院大)
森 歩美真也加ジェルーシャ有里
黒田 純菜/室田 杏子

ホクレン(6人)
●長渡 憲司
清水 美穂/菊地 優子/
保坂 野恋花/寺島 優奈
岩川 侑樹/佐々木 萌那
河辺 友依/不破 亜莉珠(センコーへ)

北海道唯一の名門チームも、すでに来年度末での解散が公表されています。今年の指標や選手たちの今後については何も情報がありませんが、幸あれと祈るばかりです。

ノーリツ(8人)
(プレイング・ヘッドコーチ)﨑 まり
内田 妃平野 文珠藤村 晴菜
藤村 晶菜清水 里名
澤田 月乃(桂高)白木 万菜(興譲館高)
川上さくら津野 優/白木 万菜
澤田 月乃

いったんは名門チーム持ち直しかと見えたのも束の間、ここへ来てまた新人2人を含む大量離脱。46歳の小﨑兼任が必死に支える様子は、何とかしていただきたいところです。
※4/14 新加入2選手を追記。

愛知電機(7人)
●渡部 絵理
◎藤田 愛子/平山 璃奈/庄司 琴美
平山 未来/吉田 香澄/
渡辺 萌梨
鹿内 弥生(キヤノンAC)
※米谷 結希

東京メトロ(7人)
●志水 見千子
 アドバイザー:鈴木 博美
青山 由佳/雨宮 氷奈/高松 いずみ/
奥村 純夏
眞田 木葉/鈴木 真実/
村上 愛華

◆センコー(10人)
●林 清司
杉山 明沙/増田 優菜/森田 歩実/
不破 亜莉珠(ホクレン)

下田平 渚(ダイハツ)

朝比奈 亜妃乃(国士舘大)

堀尾 咲月(京都産業大)

沖田 美優(自由ヶ丘高)

鈴木 愛美(東大阪大敬愛高)

丹羽 琴音(中部大一高)


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